平成24年度港区予算概要→いろいろ、始まりますよ!


昨日、区より、今年度の当初予算案についての報告がありました。

歳入の根幹を成す特別区民税収入は、人口増にも関わらず平成21年度から減収傾向となり、今年度は昨年度と比較して約20億円の減収。東日本大震災や欧州の政府債務危機などの状況も踏まえ、当初予算額は平成23年度と比べて10.2%抑え、1,035億5,000万円となっています。重点項目は、①災害に強く環境にやさしいまち、②将来に夢と希望を持って暮らせるまち、③地域の活力があふれるまちです。

詳細については今後予算委員会等で審議し、その結果を皆さんにまたお伝えしたいと思いますが、私が以前から主張していた施策の中から特に気になったものを以下に挙げ、コメントしたいと思います。

・緊急連絡体制等の整備(災害時の防災ネットワーク)
→地域に「顔の見える関係」がなくなりつつある中で、新しくできたコミュニティ等にどうやってアクセスしていくか。IT技術なども利用し、これを如何に機能させるかが大切です。

・備蓄物資整備
→物資に限らず、情報のインフラ整備(衛星・Wi-Fi、twitterなどの活用)や集約化等、既存の防災組織に所属していない人たち、新住民にどうやって届けるかも大きな課題です。

・アジアヘッドクォーター特区構想等の対応
→国際都市・東京としての魅力を高めていくために、防災や新産業の創出、外国人にとっても住みやすい環境を整えるためにどうするべきかの議論が必要です。

・新エネルギー・省エネルギー機器等助成事業
→太陽光発電やコジェネレーション等を活用し、再生可能で持続的なエネルギーを区全体としてどう確保していくかが大切です。(エネルギーの地産地梢へ)

・バイクシェアリング(自転車共有システム)
→芝浦港南地区で試行実験をすることが決定しました!今後、実験結果を踏まえ、区全域に拡げて利便性を高めていければと思います。小規模分散型のシステムが良いです。

・子どもの遊び場づくり(やんちゃし放題の公園=プレーパーク)
→今年度も試行実験することが決定!本格実施(常設化)に向けて、協力団体や地元組織との調整をしつつ、子どもの自発性や想像力を育む環境をつくっていければと思います。

・港区観光ボランティア活動支援事業/港区観光インフォメーションセンター運営
→ハードの次はソフトですね。港区の魅力を伝える人材(特に若者!)を如何に育てていくかが課題です。

・区民の声センター運営
→今後は寄せられた声をどこまで公開し、進捗をどこまで伝えるのかが課題。文科省の「熟議カケアイ」なども大いに参考にするべきだと思います。

・区議会本会議等の生中継化
→単に「公開」するだけではなく、分かりやすくする工夫、また積極的に参加してもらえるような工夫も必要かと思います。私の「港区を良くする20のアイディア」の中には、「青空議会」というものも提案しています。

他に、特徴的なのは、「高齢者の買い物支援」や「デジタル教科書を全小学校に導入」など。皆さんからいただいた声は、少しずつ区政に反映されています。

今後もいろいろなご意見やアイディアをいただければ嬉しいです。
→ Twitter: @ecotoshi, facebook: 横尾俊成& 横尾としなりの会

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