できたこと・できなかったこと。そして、未来に向けて取り組みたいこと。〜2017年の振り返りとこれから。


あっという間に年末ですね!多くの方が既に仕事納めをされたかと思います。一年間、本当にお疲れ様でした。

僕は12/31、渋谷でのカウントダウンイベント後のグリーンバードの清掃活動が最後ですが、毎年恒例!ということで一旦年初に掲げたことを振り返り、来年に向けての決意を書きたいと思います。議員のため年賀状を送れないことはご容赦ください!(答礼のみ、手書きでできます。)

<港区議会議員として>
●今年は議会で、AIなど新しい技術を活用した区政改革、働き方改革、企業との連携、若者の政治・社会参加、LGBTなど社会的弱者の支援策と多様性社会の実現、再生可能エネルギーの活用、アートや文化を活用した街づくり、町会・自治会のサポート施策、市民協働の仕組みづくり、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機としたNPOとの協働とボランティア文化の醸成、まちの資源を活用した放課後の子どもの居場所づくりなどをテーマに、40項目にわたって提案しました。
●議員になってからすぐに提案していた「自転車シェアリング」は他区との連携でポートがどんどんでき、フリーWi-Fiが進みました。また、子育て施策など目的を明らかにした上で募るふるさと納税はもうすぐ始まる予定です。当事者の方から相談を受けた「同性パートナーシップ証明書の発行」に関する請願が無事に通ったことは特に嬉しかったです。実現まで、引き続き区に働きかけていきます。


●今期から、議会運営副委員長を拝命しました。(議長、副議長、議会運営委員長、副委員長を合わせ「議会四役」と呼ばれています。)議会のICT化・ペーパレス化の一環で導入したタブレット端末を持って早速、本会議に出席しました。
●まちに住む人、働く人、学ぶ人みんなが地域にできることを考え、アイディアを実行するための場「みなトーク」も1〜2月に一回のペースで実施しました。現役のパラアスリートの方などをゲストに迎え、「東京オリンピック・パラリンピックに向けて僕たちができること」を考えた回からは、新たに五輪に向けたプロジェクトが生まれました。

○今後は、任期が終わるまでの間に「港区を良くする20の新アイディア」の実現と地元の盛り上げに尽力する他、各種条例提案なども行い、他の議員の方々とともに透明で自由な議会づくりに向けた仕組みづくりに尽力しつつ、次世代を育てることに力を注ぎたいと思います。「多様性がこれからの都市の魅力をつくる」という信念のもと、「みんなが力を出し合う社会」をキーワードに、高齢者、若者、女性、障害者、LGBT、外国人も生きやすく、また活躍できる地域づくりにインターンとともに取り組んでいきます。

<NPOグリーンバードの代表として>
●設立から15年目を経たグリーンバードは、国内外に87のチームを持ち、各地でまちのごみ拾いやまちづくりのサポートを行う団体になりました。今年は特に欧米、アフリカ、アジアなど海外チームの設立に尽力しました。現在、アメリカ法人の設立に向けて動いています。
●昨年に引き続き「海の日ごみゼロアクション2017」として日本財団の協力のもと、全国の海岸や川などを30万人とキレイにしました。また、東京都とは、みんながボランティアを気軽にはじめられるようにするプロジェクト「ちょいボラ」(みちょぱさんやロバートさんと共演!)など、様々なプロジェクトをご一緒させていただきました。

●僕らの活動を寄付等で応援し、一緒に育ててくれる企業様も増えました。(チームの拡大に伴い、ここ最近赤字が続いていたのですが、今期はようやく黒字にもっていけそうです。)いろいろなコラボレーションができましたが、個人的には、サンフレッチェ広島との新チームが一番嬉しかったです。一年を通じて、メディアにもたくさん取りあげていただきました。

●「第49回 社会貢献者表彰」という栄えある賞をいただくことができました。

○今後は、海外展開にさらに力を注ぎつつ、会員制度の開始や認定NPOの取得、調査を元にしたプロジェクトの実行を着実に行いたいと思います。東京オリンピック・パラリンピックに向けた施策もどんどん進めています。事務局の体制も整ってきました。次へのバトンタッチも視野に入れ、各チームのリーダーとのコミュニケーションを密に取りつつ、みんなで新時代のグリーンバードをつくっていければと思っています。2020年までに世界に100チーム!はもう少しです。

<赤坂消防団第一分団の班長として>
●防火防災の活動に従事しています。大会では3位となり残念でしたが、赤坂消防署管内で「火災による死者ゼロ10,000日」が達成されたことは嬉しかったです。
●活動を評価していただき、「消防総監賞」を受賞することになりました。来年の赤坂消防団始式で授賞式があります。

<慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科(後期博士課程)の学生として>
●仕事の傍ら夜間などに大学に通い、著書『社会を変えるには』がベストセラーとなった小熊英二先生の下で、研究を進めています。研究テーマは、「政策の決定過程における人や組織の効果的な関与のあり方、またそのモデル化に関する研究」です。政策を実現したいと考える市民が地方自治体にどう働きかければ最も効果的なのか、SNSを使った社会運動の有効性、また政策イノベーションはどのようにして起きるのか等について調べています。
●日本社会学会や国際会議で研究成果の発表をしたほか、審査が通り、来年にはトロントで行われる「世界社会学会議」で発表できることになりました。(4年に一回、サッカーのワールドカップと同じ年に開催される、社会学界最大の学術イベントです。)

○博士号の取得要件として必要なTOEICの点数と国際会議での発表はクリアしました。残りは投稿論文の雑誌掲載2本と博士論文です。投稿論文は既に書き上げ、掲載を待っている状態です。任期中に得たナレッジを研究成果として次世代に残すべく、なんとか博士論文を完成させ、来年度中には取得したいと思います。

<その他、様々な活動>
●NPO赤坂氷川山車保存会の理事、原宿表参道欅会の理事、早稲田大学のOB会「港稲門会」の幹事として活動するほか、町会の活動等にはインターンの学生とともにできる限り参加しています。今後も広告会社で培った「プロモーション」の武器を活かしてまちに貢献できればと思っています。
●今年も、高校や大学、省庁・地方自治体などの研修会、その他各種イベントで多数の講演をさせていただきました。また、テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、WEBなどたくさんの媒体で取材を受けました。
●月刊『ソトコト』で「まちのプロデューサーズ」を、『日経カレッジカフェ』では「僕ら流社会の変え方」という連載をもたせていただいています。ハフィントンポストでブログも書いています。ブログは月に1回以上という低い目標すらクリアできなかったので、来年こそは頑張って習慣化したいと思います。
●渋谷のラジオというコミュニティFMで「渋谷の街のプロデューサーズ」という1時間のレギュラー番組をもたせていただいています。議会がない時はほぼ毎週、インターンの学生とともに出演しました。今後も、地域や政治が身近になる番組づくりに取り組んでいきたいと思っています。

●今年中にまちづくりや政治に関するノウハウ本をもう一冊書きたいと思っていたのですが、できませんでした。ひとまず、博士論文を書いてからにします。

以上、つらつらと書いてしまいました。できたこともできなかったこともたくさんありますが、皆さんからの多大なる応援をいただき、一年、無事に過ごすことができました。改めて感謝したいと思います。ありがとうございました!

様々なところで起きている格差と分断、そして何かがあるとどっと一方に触れやすい社会にずっと懸念を感じています。多様性を意識しつつ、高齢者も若者も女性も障害者もLGBTも外国人も、それぞれの集団が混じり合い、普段から議論できる地域コミュニティをつくっていきたいと思います。同じ人との関係性ばかりを強めるSNSから少し離れて、多様な人が住む地域にもっと人が出会い、各人の力を活かしていける場を。「SNSを捨てて、地域に出る」。その仕組みづくりに尽力していきます。

来年も、どうぞよろしくお願い致します!皆さん、良いお年をお迎え下さい!

2017年12月29日
横尾俊成

できたこと・できなかったこと。そして、未来に向けて取り組みたいこと。〜2017年の振り返りとこれから。 への1件のコメント

  1. bear より:

    That’s sounds good! I really proud of you who have got many award.

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