スタッフの和田です。
先日、横尾さんの母校である早稲田大学で行われた講演会に参加してきました。
横尾さんの恩師でもある西尾先生の授業で「NPO・ボランティアのための広報戦略セミナー」というテーマで行われました。
その様子が早稲田大学のHPで紹介されましたので、ぜひご覧下さい!
http://www.waseda.jp/wavoc/event/20120510_31_obogreport.html
セミナー内容は、横尾さんが新しく代表に就任したNPO法人グリーンバード(http://www.greenbird.jp/)で実践している、PRのノウハウなどについてでした。
講義は社会人や他大学の方も参加可能でしたので、早稲田の学生以外も多く参加して、教室には160人以上の方が。なんと、立ち見も出るほどでした!
月に4回のペースでメディアに取り上げられているグリーンバードですが、知名度を上げる秘訣を惜しげも無く話してくれました!
セミナーから学んだノウハウの一つをご紹介します。
僕が以前所属していた団体に置き換えて考えてみました。
団体の活動を一言で言えるかどうかが大事
えっ
そんなの簡単!
そう思ったのが最初の正直な感想でした。
僕が以前所属していた団体は、
「熟議で社会問題を解決する団体です。」
…うーん、よくわかんない
そんなことを思ってしまいますよね。
では、これはどうでしょうか。
「僕の団体は学生から社会を変えていくために、民主党が行う熟議を用いて様々な問題と向き合っています被災地支援を行ったり、教育問題や国際貢献などを行なっています。その中で熟議という手法を用いて、、、」
長くてよく理解できないですね。
このテーマの中で横尾さんはこう言っていました。
「自分が所属している団体のことはいくらでも説明できますよね。でも、その団体を友達に紹介してその友達が別の友達にうまく紹介できなければ団体の魅力は伝わらないんです。魅力どころか何をやっているかも理解されないんです。」
では、グリーンバードに置き換えてみると、「グリーンバードはゴミ拾いを通じて、街と人の心をきれいにする団体です。(それを通じて、街を盛り上げる団体です。)」
わかりやすく何をやるのかが明確ですね。これなら友達にグリーンバードを紹介することも簡単にできます。
友達が友達に伝えやすい団体は有名になりますし、そのためにはシンプルに言えなければなりません。
ただ言葉が短いシンプルさだけでなく、わかりやすいシンプルさも大切です。
「熟議で社会問題を解決する団体です」
熟議って何?社会問題ってたくさんあるけど例えば何?
と聞かれてしまうかもしれません。
グリーンバードは「ゴミ拾いをする団体です。」
パっと頭に思い浮かびますね。
これが凄く大切なことでした。
他にも多くのポイントがあり、聴講者の多くは横尾さんの話に聞き入ってペンを走らせていました。
横尾さんが時間いっぱいまで熱く語っていらしたので、質問時間は少ししかとれなかったのですが、セミナー終了後、横尾さんのもとには10人以上質問するために列を作っていました。
所属団体のNPOの相談をする方や横尾さんの仕事内容について、就職相談などたくさん質問を受けていました!
本当に幅が広い方だなと改めて思いました。
この戦略を活用して、多くの団体の活動内容が広く知れ渡るといいですね。
和田