予算特別委員会での「総括質問」の質問文全文と、答弁内容を公開!


横尾が予算特別委員会の「総括質問」で行った14項目にわたる質問・提案の要旨、ならびに答弁の要旨を掲載します!文末には質問・提案の全文(読み原稿)もつけています。

今回は、特に前向きな答弁の数々で安心しました。みなさんからいただいたご意見やアイディアが生かされそうで嬉しいです。お時間のある時に、ぜひご覧いただければ幸いです。

(1)小さな声も届くまちづくりについて
若者、女性、障がい者、LGBTなど、これまで区政にあまり意見が届いていなかった方々とともに港区のあらゆる施策を見直す取り組みを行うのはいかがか。
→一人でも多くの区民の参画を求め、様々な意見に耳を傾け、地域の課題を地域で解決する区民本位の区政運営を展開する。
(2)性的マイノリティの方々の課題を解決するための様々な施策について
・誰でもトイレの設置やマークの見直しを図るべき。
→公衆トイレの建替えに合わせ整備する。マーク等については、わかりやすい案内表示を検討する。
・防災ガイドブックの作成や避難所運営マニュアルの見直しを行うべき。
→避難所運営の中心となる各地域防災協議会とともに、避難所運営マニュアルの見直しについて検討する。
・区民向け住宅に入居できるようにするべき。
→今後、性的指向に関する制度の検討とともに、区民向け住宅の入居資格についても検討する。
・親たちに正しい知識を身につけてもらうための機会をつくるべき。
→教員向け講演会に、保護者の参加を呼び掛け、保護者にも多様な性の在り方について理解を深めてもらえるよう、人権意識の啓発を図る。
・職員向けにLGBT研修を充実するべき。
→性的マイノリティの方々への理解を深めるための取組の充実を図る。
(3)「若者委員会」の設置について
若者の意見を行政の施策に反映させるため、NPOなどと連携して「若者委員会」を設置するべき。
→若者の区政参加を促す仕組みの充実に取り組む。
(4)若者が地域貢献をする代わりに住むことができるシェアハウスの設置について
企業、NPO、住民などと協力しながら、若者に人気のシェアハウスうを整備するべき。
→住宅セーフティネット法において住宅確保要配慮者として規定される、障害者や子育て世帯などへの対象拡大を検討する。検討の中で、若者を含め、港区ならではの住宅に関する課題を整理し、区民向け住宅の適切な活用を図る。
(5)区民や事業者の力を生かして、子ども中高生プラザなどでの放課後の時間を充実させることについて
港区内の事業者やクリエイター、アーティストんなどに協力してもらい、彼らを派遣する仕組みをつくるべき。
→区民、事業者と連携した事業を積極的に実施する。
(6)AIを活用した子育て情報の提供について
子育て情報の提供にAI技術を取り入れていくべき。
→AIの利便性を活かした効果的な子育て情報の提供を検討する。
(7)児童相談所の危機管理と地域で子どもを育てる体制づくりについて
・不審者の侵入などに対する危機に対してどのように対応していくのか。
→子どもの安全を確保する観点から、不審者侵入等への予防策として、施設に防犯カメラ等を設置するとともに、警備員を24時間365日配置するほか、地元警察とも緊密に情報を共有し、連携して対応する。
・ワールドカフェ方式で行うなど、様々な方法で、地域の幅広い人たちと今後の地域連携や各種施策について議論する場を設定するべき。
→より幅の広い世代の方々が日常的に交流し、子育てについて自由に意見を交わすことで、仲間づくりや新たなネットワークの創出につなげていきたいと考えている。
(8)「ナイトメイヤー」を活用した夜のまちの観光施策の推進と安全性の確保の両立について
オランダ、渋谷区などの先進自治体にならい、夜の市長「ナイトメイヤー」の制度を導入するべき。
→地域や商店街、観光関係者など、多様な主体と連携・協力して夜の観光振興と安全・安心の両立に取り組む中で、多くの方々の声を伺いながら、ナイトメイヤー制度の導入の可能性についても、あわせて検討する。
(9)不審者を出さないための「クラウド型地図」の導入について
不審者情報を様々な方がクラウド上で書き込み、共有できるシステムをつくるべき。
→クラウド型地図を活用した安全対策について、先進自治体の導入効果や課題について積極的に情報収集する。
(10)災害時のトランシーバーの活用について
区全体にネットワークを張り巡らせ、災害時に様々な組織がトランシーバーを使って対策できるようにするべき。
→災害時のトランシーバーの活用については、今後、機器の利点や運用上の課題を整理するなど、検討する。
(11)区として再生可能エネルギー100%を目指すことについて
まずは、長期的な計画を定めるべき。
→再生可能エネルギーを100%とすることについては、供給側の小売電気事業者の動向や利用する区民・事業者の理解など多くの課題があるが、今後も積極的に導入を拡大する。再生可能エネルギーの導入の長期的な計画については、平成32年度に予定している港区地球温暖化対策地域推進計画の策定の中で、調査研究する。
(12)港区が「認知症フレンドリー都市」になることについて
認知症の方々にやさしい都市となるべく、区全体で様々な施策を進めるべき。
→認知症の人やその家族を地域全体で支える施策の充実に努める。
(13)「終活サポート窓口」の設置について
高齢者の終活のためのサポート窓口を設置するべき。
→高齢者が自分らしく幸せな人生を送れるよう、終活サポート窓口を設置している他自治体の事例なども参考にしながら、将来に備える取組を強化する。
(14)高齢者に多様な働き方の機会を提供することについて
港区の各部署と連携し、それまでのスキルを活かした仕事を用意するべき。
→チャレンジコミュニティ大学修了者の活用も含め、高齢者の多様な就労ニーズに対応できるよう、港区シルバー人材センター等による就業機会確保を支援する。
■以下が質問・提案の全文です。
今日で港区議会・第一回定例会も終わり。4月の審判に向けて、エンジンをかけて頑張ります!

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