2010年10月11日 「ロハス」が企業や街をブランド化する。


ボールダー7日目。
今日は井沢敬さんに案内していただき、ボールダー生まれのサステナブルエージェンシー、商店会の方々、それに東京ミッドタウンをデザインした方などにお会いしてきました。

まずはサステナブルエージェンシーのご紹介。

この会社は環境に配慮した商品やサービス、活動などのPRに特化した広告会社。なんと、働く人の全員が女性というからびっくり。彼女たちならではの感性で、ボールダーを始めとする数々の企業の広告を一手に引き受けているんです。自社の食堂や庭を利用して、PRイベントをやってりもするんだとか。


オフィスもとってもクリエイティブでしょ。一人ブレストも簡単にできちゃう。日本にもこんな会社があったらいいなあと、広告会社出身の血が騒ぎました。

お次はボールダーのメインストリート、「パールストリート」周辺のお店をまとめている商店組合の会長さんと面会。もともと市の経済の要職についていた方がやっているというからこれまたびっくり。地元の商店街を中心に街を発展させていくという思想があるからなのでしょうか。人口10万人の小さな街ですが、確かにここには平日も休日も老若男女が集まって、本当に賑わっていますよ。

最後に東京ミッドタウンやラスベガスの一区域、ドイツの町並みやフットボールスタジアムなど、様々な大規模施設や街づくりのプロジェクトを手がけてきたボールダーのデザイン会社「コムアーツ」へ。

「サステナブル」や「ローカル」をコンセプトに、その土地に一番「自然」なデザインを取り入れることを行っているこの会社をつくったのは、リチャード・フォイさん。突然の訪問にも関わらず、会社の考え方からプロジェクト秘話、そしてお薦めの本に至るまで、様々なことを教えてくれました。自信満々で、嬉しそうに説明する姿は、カッコ良かったな〜。

因みにお薦めの本とは、『クリエイティブクラスの世紀』
を書いたリチャードフロリダの著作『クリエイティブ都市論』。早速アマゾンで注文しました。

「ロハス」や「サステナブル」というコンセプトで改めて街を見直せば、そこにはたくさんのビジネスチャンスと「心地よさ」があるんだなあと思った一日でした。

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