WorldShift Actionsで講演してきました。


慶應大学の室橋くん @Yuki_muroをはじめ、学生が主体となってつくる数百人規模のイベントWorldShift Actions:「Earth Japan〜地球に生きる僕たちが、“今”日本のためにできること〜」で話をしてきました。

講演の中身は @miki_moさんや @tamagawayさん、それにオフィシャルアカウント @Actions2011がツダってくれたので、以下にそれらを列挙したいと思います。

●アンケートをとると、六割くらいの人が社会貢献に興味があるという結果がでている。そのひとたちをどうアクションにつなげるか、ということを考えている。

●ぼくたちは世界を変えることはできない。でも自分の街から、小さなところから変えることができる。

●原点は9.11。僕は大学デビュー組で、遊び尽くそうとした。金髪にして色々な遊びをやった。日本では遊び尽くして、アメリカにも留学であそびにいった(笑)

●日本にかえってきたとき目にとびこんだのが、9.11の映像。しかもルームメイトの親戚が亡くなっていた。自分がなにかできないか、と考えるきっかけになった。

●原点は2001年9月11日。なにも出来ない自分。なにか出来ないかと悶々としていたけれど、とにかく一歩踏み出してイベントを開いてみた。「なんだ自分もちょっとしたことならできるじゃん」と思った。

●自分は普通の学生で、時間がたくさんあって、同じような学生が知らないことがもったいない。同じようにNPOの団体が自分達のよい活動を伝えようとする努力をできていないことがすごくもったいない、と感じた。

●人やお金を集める努力をしなければ、せっかくのいいことも、小さな活動にとどまってしまう。「伝える力」「巻き込む力」が必要。

●そういう思いをもって社会にでるとき、NPOに就職するか普通にシューカツするか迷ったが、まずは自分の伝える力を鍛えたい、と考えて博報堂にいった。

●さまざまな事業にかかわったが、二足のわらじ、ということでグリーンバードをやるようになった。全国32箇所にて街のゴミ拾いの活動をしている。 活動をしていると、ゴミ拾いだけでなくお祭に誘われたりいろいろな街の活動に関わるようになって…今は農園も持っている。

●グリーンバード、今日会場にいる方は結構知ってる方が多くて嬉しい!ちなみに講演では @ecotoshi いつもみなさんに聞いて調査?してます。

●今は年30,000人程度参加している。若者にもっと関わってほしい、という考えで活動している。apbank fesでのブース出展や女性向け雑誌での宣伝なども行った。

●活動のハードルがさがればもっと多くの人が参加できる。そういうことを目指して今うごいている。

●政治の話。博報堂時代、政治に関わる中、本当にこれで世の中かわるのか、という疑問を持つようになった。政権交代しても実感として生活はよくなってない、と感じた。

●政治でほんとに世の中良くなるのか。国を変える、難しいこと。でもこの街をちょっと良くする、って具体的で、動きやすい。オセロゲームの様にひとつひとつを変えて世の中を良くしていく。だから、区政を目指した。

●国政と地域政治では、求められるスキルが全然ちがう。そういう意味で、僕は首相を目指すつもりはない。

●前は商品をプロデュースする仕事、いまは街をプロデュースする仕事。

●政治家としてやりたいこと。批判とか批評とかでなく、アイディアで語りたい。街をどうするか。この街をどうしたいか、みんなで考える流れを作りたい。

●そう思ってつくったマニフェストがマニフェスト大賞を受賞した。

●今日伝えたいのは、すごく選択肢があるなかで悩んだら全部やる、ということ。つまり自分に言い訳しないということ。

●夢を語るとき、実現不可能な理由を言うのは簡単。しかし、全部やるという指針を立てると言い訳は通じなくなる。いろんな人に出会うこといろんなことにトライしてみること 必ず、”何か”ができる自分に出会える。

●ちょっとビビッときたものに首を突っ込む。小さいときは政治家なんてダサいと思ってたし、博報堂やめるなんておもってなかった。

●自分達の街で、身近なことから。まず動いてみて、そこから始める。もしかしたら世界をかえられるかもしれないし、みんなでちょっとずつできることをやれば世界はよくなると思う。

●なにかできる小さなアクション。グリーンバードの被災地支援を紹介。なんでもないぼくらでも現地でやれることがあった。いまは仙台で農家さんの支援をしている。次の経済をつくっていくお手伝い。

●語弊があるかもしれないが、ボランティアの被災地支援は楽しい! 現地の人と交流もできる、仲間とも絆がふかまる。活動がおわったら、スーパー銭湯にいって、ビール飲んで、帰る。それが本当に楽しい。

●現地の人にも暗い顔してやられるより全然いいと言われた。だからもう割り切って楽しくやることにした。楽しいので、是非参加してほしい。

●ぜひ声かけて~!スタッフいま募集してるよ!@ecotoshi

僕の後に講演された加藤嘉一さんや山崎亮さんとも会話できて良かった。熱とヒントをたくさんもらいました。

明日はジャーナリストの田原総一朗さんや前広島市長の秋葉忠利さん、R水素ネットワークの江原春義さんなどが講演される予定です。

(一日経って、追記:10/30)

改めて今、思うこと。

●悩んで、悩んで、でも踏み出して後悔したことは一つもない。英語も話せず留学したことも、コネなしで人に会いまくったことも、学生だけでイベントしたことも、大好きだった博報堂を辞めて政治家を目指したことも。悩んだら、全部やる。壁にぶつかったら、必死で勉強する。そしてまたトライする。

●不快なことや世の中の問題に出会ったら、犯人探しをして批判するのではなく、自分が見つけたチャンスと捉える。革新的な解決策を必死で考え、仲間と議論し、動き出すこと。その方が前向きで、ずっと楽しい。

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