「Tokyo Community Crossing」に参加してきました。


横尾事務局スタッフの玉川です。
先日、防災×コミュニティの可能性について話し合う、Tokyo Community Crossingに参加してきました!

会場に着くと、自分たちが住んでいる区や地域でそれぞれグループ分けされていました。
私は港区チームで参加しました。

今回は横尾さんがパネラーということで、港区の事例を中心に分かりやすく、防災とコミュニティについて話をしてくれました。

自治体の対策の現状についてしっかり、“不十分”だということも伝える。そして、そこから私たち市民の自発性を促す。
とても横尾さんらしいプレゼンだ、と思って聞いていました。

ひとりひとりが動く。
それが本当に大切なんだと、再確認しました。

じゃあ個人はどうすればいいか。
いくつかプレゼンの中でもその方法は聞きましたが、私なりの考えを書こうと思います。

ちょっと前までは、その土地から離れたら生きていくのが難しい、地縁型のコミュニティというものがありました。
今はどうでしょう。
もちろん、イヤなら住むところを変えれば良い、どこでも好きに住める、誰とも関わらなくても生きていける。
そんな社会になっていると思います。

いい面もあれば、悪い面もあります。
そんな昔とは違う、絶対的な強制力がなくなった中で、私たちは「繋がり」をどう保っていくのか。

私の地元は、のどか〜な田舎で、「夜ご飯を作りすぎちゃったワ」なんて言ってお母さんが近所に夜ご飯のお裾分けにいったり、私も近所のおばさんの家で宿題をやったり、近所のお兄ちゃんにドライブに連れて行ってもらったり、同い年の子たちと自転車で走りまわったり、とにかく地縁の温かいコミュニティの中で育ってきました。

素敵な付き合いだと思うのですが、これを東京でやる、となるとまったく想像ができなくて、もちろん、じゃあこれをやりましょう!と言いたいわけでもないのです。

きっとこれからは、「自分たちがここちの良い距離を模索しながら、安心できる付き合いをしていくこと」が大切だと思うのです。

隣の家はどんな人が住んでいるか。
朝、夜にすれ違った時に、「おはようございます」「こんばんは」が言える関係があるか、だと思います。

町会自治会レベルの広さで、知り合いを増やすこと。
まずは、せめて隣の家の人とだけでも、名前で呼びあえる関係を築いていくこと。

防災のために、なんてそんな難しいことを考えるのではなくて、素直にそうやって繋がっていたいと思います。
防災はひとつのキッカケで、本当はもっと近所の人と仲良くなりたいと私は思っています。

そうしたら、夜の帰り道も怖くなくなったり、怪しい人が居たら気付けたり、と、防犯にも繋がるかもしれません。
そして、いつか困った時に、助け合えるかもしれません。

まずは、挨拶。
自分から挨拶すること。
意外と勇気のいることですが、誰でもできる第一歩だと思います。

もしも、「最近の若者はコミュニケーションを取りたがっていない」そう思って心を閉ざしてしまっている人が居たら、もしかして私が挨拶することで、少し変わることもあるかも、なんて思っています。

話し合いでは解決されないけれど、やった方がいい+そしてすぐやれることがあれば、挨拶だってなんだって小さなことからはじめてみよう、そう思えたTokyo Community Crossingでした。

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