「まちの保育園」に行ってきました!


はじめまして。新しくスタッフとして加わったじーにょです。

昨年の12月24日(土)に横尾さんとスタッフ達で練馬区小竹向原にある「まちの保育園」を見学してきました。

ここは今年の4月に開園したばかりの東京都認証保育所で、理事長である松本理寿輝さんの「人格を形成する上で一番大事な時期に街ぐるみで子育てをする環境を作りたい」という想いから、仲間が集まり、生まれた保育園です。

閉鎖的なイメージのある今までの保育園とは逆の、地域ぐるみで子どもを育てる街に開かれた保育園を目指しており、「子どもとまちの未来をつくる保育園」というコンセプトで作られています。

また、保育士は幼児期の教育において重要な役割を担い、将来社会をつくる人たちの人生に大きな影響を与える存在にもかかわらず、社会的地位は低いというのが現状です。これも良くしていきたい。

この日は、「まちの保育園」に勤めながら、オトナノセナカの代表をしているという、保育士の小笠原さんに案内してもらいました。

まず、外観はガラス張りの開放的な建物で、私の保育園に対するイメージと全然違っていたので驚きました。

ドアを入ってすぐのところに「まちのパーラー」という可愛いカフェがあります。

まちの人や保護者の方、保育園のスタッフたちが、気軽に利用して交流できる場になっているそうです。

廊下を通っていくと保育園の中に入れるのですが、中は天井が高く、広い庭もあって、のびのびと出来そうな空間です。

また、子どもたちの作った作品が至るところに飾ってあったり、手作りの棚や机が置いてあったりと、すごくあたたかい雰囲気でした。

このカラフルな絵は、絵の具を裸足で遊んだときの作品だそうで、自由に子どもたちが遊んでいる様子が想像できます。

お部屋の中にも子どもたちが自由に書いた絵が飾ってありました。

幼い頃は、何かちょっと汚したり騒いだりするとすぐ怒られるというイメージでしたが、まちの保育園では些細なことでは怒らないそうです。「大人が掃除すればいいだけだから、好きなように遊んでもらっている」という話を聞いて、確かにそうだなと納得しました。

保育士さんにいろいろな話を聞きましたが、「ここは親と一緒に子どもと向き合って、考えていく場である」と言っていたのが印象的でした。

どんなに素敵な方針があっても、実際にやってみないと分からない。当たり前のことかもしれないけど、その子どもを見てからじゃなきゃ決められないとのこと。だからおもちゃなども、子どもに必要だと思ったときに保育士たちでいろいろ話し合ってからどうするか決めるそうです。

まちの保育園は「こうしたらもっといいんじゃないか」ということに試行錯誤しながらチャレンジして、これからもどんどん変わっていくのだろうなと感じました。

この廊下に貼ってある大きな紙もそんな試みの一つです。

迎えにくる時間が異なるお母さん同士でもコミュニケーションがとれるように、「年末年始を家族でどう過ごしますか?」という質問についてみんなで書いて共有しています。

また、絵本を親子で読めるようなスペースもあり、迎えに来たお母さんが保育園に長く滞在しやすいような工夫がしてあります。そうすることによって、自然と保育士さんや他のお母さんたちとの交流が生まれます。

最後にみんなでまちのパーラーでお茶をして、見学会は終了しました。

「まちの保育園」は素敵なコンセプトの元に作られましたが、出来たらそこで終わりなのではなく、保育士たちや親、子どもたちがそこをどう活用していくのかが大切なのだということが分かりました。これからも「まちの保育園」はどんどん成長していくと思います。

そして、子どもを持つ親だけでなく、もっと多くの人が幼児教育に興味を持たないといけないなとも感じました。

今回「まちの保育園」に行ったことは、いろいろ考える良いきっかけとなりました。

じーにょ

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