昨日、朝日新聞にこんな記事が載りました。「タイガーマスク、実は施設の上級生 配布の菓子貯め贈る」http://bit.ly/h6H2JB
タイガーマスクが良かったのは、何よりも二番目、三番目の伊達直人が次々と生まれていったことだと思います。記事によると、自分がもらった恩を次の世代に返していく、そんな「恩送り=ペイフォワード」までが生まれています。
翻って、今の日本の政治。上の世代が下の世代のことを思い、明るい未来を残していく、そんな風になっているでしょうか。
…残念ながら、投票率が相対的に高い高齢者や組織票を多く持つ古くからの利益団体の方を確実に向き、「今」の体裁をなんとか保つことに向いてしまっているのが現状です。
たとえば、2009年の総選挙。65〜69歳の投票率が85.04%、60〜64歳が83.36%だったのに対し、20〜24歳は最低の46.66%。次いで25~29歳の52.13%。次の参議院議員選挙では、若者の投票率が少しだけ上がったものの、高齢者の発言力は絶大です。
だから10年後、20年後に使えるお金を残したり、投資したりするより「今」にどんどん使われてしまう。バラまかれてしまう。もちろん、今の大変な状況を改善していくことも必要ですが、それだけでは、未来の自分たちや子どもたちにツケが回る政策ばかりが通ってしまいます。
だから、僕はこの状況を変えたいと思いました。
国の政治とか経済とかを一気に変えるのは大変ですが、身近な街のことならよくわかる。自分たちの街でどうやってお金が使われ、どのような施策がなされているかについては、実感値としてあります。ならば、まずはそれを良くすることから考えよう。自分たちが住みたい街、居心地のいい街をつくるために、僕らが行動しよう。そして、発言力を高めようと思いました。
街づくりの現場が遠いなら、だから政治も自ずと遠くなってしまうなら、僕は街に、若者が気軽に楽しく参加できる仕組みをつくります。みんなのほんの小さなアクションで、街がぐっと良くなる、そんな装置をつくります。
僕らが10年後、20年後の未来を見据えて行動すれば、またその下の世代もきっと後輩にその精神を受け継いでくれる。ポジティブな連鎖が起きていくはずだ。
そんな思いで、今回、ここに政策を考えてみました。さらに、具体的で面白い施策50案も、近日大公開します!
ご期待ください。