3月25日、「東北地方太平洋沖地震」発生からちょうど2週間となる日。「孤立した被災地をゼロにするため、IT を使ったシステムの構築で物資や人員を必要なところに届ける」プロジェクトのため、大手IT企業の方や広告会社の方、それに現地のNPOを取りまとめている方とともに、宮城県仙台市に入りました。
現地で活躍しているいくつかのNPOを訪問した後は、宮城・仙台地域のNPOの中間支援組織「せんだい・みやぎNPOセンター」へ。今後の支援に向けた課題を聞いてからは、避難所を訪問したり、県庁を訪れたりと盛りだくさんの一日でした。
仙台へ行って強く感じたのは、現場では物資や人手のミスマッチングがかなり生じているということ、それに、復興までには「相当な」時間がかかるということでした。
●大きな避難所には、すでにたくさんの物資が集まっているが、それでも尚、送られ続けている。一方、孤立している人たちもまだまだたくさんいる。
●寄付を集める人はたくさんいるが、寄付先は限られていて、今必要としているNPOなどにきちんと行き渡っていない。
●東京には「何かをしたくてうずうずしている」人たちがたくさんいるが、今僕らにできることは寄付と物資提供だけだ、とされている。
●これから、被災地にも避難民の受け入れにも相当な数のボランティアが要る。
「本当に必要な人に長期間、支援を継続する」必要がありますが、その仕組みを構築するのには、多くの工夫とアイディアがいると思いました。
復興に向けて、これからたくさんのボランティアやお金が必要となってきます。限られた資源を適切に配分する仕組みづくりが急務です。こういう時こそ、組織を飛び越えて、みんなが知恵を出し合って、「オールジャパン」で取り組んで行く必要があると強く感じました。
東京に帰ってからは、僕はプロジェクトの傍ら、「子どものためにはまず大人の教育が必要」との思いで友人の保育士さんたちがつくった「オトナノセナカ」という団体のチャリティイベントに出演させてもらったり、学生たちのアクションに参加させてもらったり、僕なりにできることを引き続き模索しています。
港区にいながらにできる支援、また港区に住む僕たちが今のうちからしておくべき震災への備えについても考え、行動していきたいと思います。
■ グリーンバードの小さな活動にも、引き続き、ぜひご参加ください。
http://www.greenbird.jp/gien/
俺の代わりに行ってくれたように感じます。ありがとう。でも、webサイトの効果音、デフォルトでオンはやめようね。