議会運営に関して明確なルールがないことから、一般に議長や第一会派などが少数意見をないがしろにするような振る舞いをした時、少数派はそれに従わざるを得ない場面がどうしても出てきてしまいます。また、地方分権の流れの中で、首長らが条例案を説明し、議員は質問するだけという地方議会のあり方を見直し、活発な論議を促す必要も一層高まっています。
北海道栗山町が2006年5月、全国に先駆けて制定した「議会基本条例」は、現在では様々な自治体に広がっています。私も、「開かれた議会」を確立し、住民参加型のまちづくり・参加型民主主義をつくっていくためにもとても有効なものだと思っています。
そこで、この度、港区でもこの「議会基本条例」を制定するべく、私の所属する会派「みなと政策会議」主催で区民のみなさんとのワークショップを企画致しました。当日は、「議会基本条例」をめぐるこれまでの動きや先進事例をご紹介しつつ、「どうしたら議会と区民の距離が縮まるのか」、「若者や新住民の方の参画を得るにはどうすればいいのか」などについて皆さんとディスカッションしたいと思っています。
8/7、18:00〜、場所は「三田いきいきプラザ」になります。(当初は議会棟内で行う予定でしたが、変更になりました。)ぜひ、ご参加ください!
→ https://www.facebook.com/events/1594549947464117/
(申込みは私まで!: toshinari@ecotoshi.jp)
従来型の組織やシステムに埋もれてしまいがちな「声なき声」は、「自分たちのまちは自分たちの力でよくしよう」とする多くの人たちの政治への参加によって、最近、少しずつ日の目を見るようになってきました。多様な声は、多様な議員の存在や、多様な意見を取り入れる制度によって担保され、まちの様々な仕組みに反映されると信じています。
政治に関するあらゆる情報をオープンにして、区民の方々に正しい情報をきちんと伝えていくこと。また、政治家が様々な声に耳を傾けられる環境を整えること。そうすることで、まちの人がみんなで自分の「得意」を活かし、アイディアでまちの課題を解消していこうとする空気を少しでもここ港区に、そして全国に生み出していければと思います。